B型肝炎ワクチン接種について
1)「B型肝炎」は、以前主に輸血等によって感染を起こしたため、「血清肝炎」と呼ばれていましたが、現在では医療技術の進歩により輸血で感染することは殆ど無くなりました。
2)今日、日本には110~130万人のB型肝炎持続保持者がいると推定され、更に毎年5000~10000人程度のB型肝炎の患者さんが発生していると考えられています。
3)その主な感染経路は、「水平感染」です。即ち、幼稚園や保育所などでの、鼻血、ひっかき傷や擦り傷、あるいは噛み傷などからの感染。また学童以上では、稀ではありますが、ラグビーやレスリングなどのコンタクトスポーツによる汗・涙等からの感染。そして年長児以上では、男女関係(体液・唾液など)からの感染も多く報告されています。
4)以上の事から、幼稚園や保育園の入園前あるいは小学生のうちに予防接種を受ける事をお勧めします。さらに乳幼児や年長児の予防接種による抗体獲得率は高いので、出来るだけ早めに接種をして下さい。。そして、予防接種の有効期間は20~30年位と考えられています。尚、0歳児は公費で予防接種が受けられます。
5)「スズメの親子」(押し花作品)