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発熱時の処置

発熱の時の処置

お子さんに急の発熱などが見られた時に、どのようにしたらよいのか?

その原因と家庭での「受診までの」対処方法を記載しました。

発熱が見られた時

その原因は?

ウイルスや細菌などが、体の中に入りこむ ことによって発熱がおきて来ます。 そして、さらにこれらのウイルスや細菌が白血球などに食べられた後で、血液の中に出てくる「発熱物質」によっても発熱がおきて来ると考えられています。

(1)感冒・扁桃腺炎・インフルエンザ・新型コロナ感染症

(2)発疹をともなう疾患
         突発性発疹
         風疹(三日ばしか)
         伝染性紅斑(リンゴ病)
         麻疹(はしか)
         水痘(みずぼうそう)
         溶連菌感染症
         手足口病
         川崎病(MCLS)

(3)急性胃腸炎

(4)尿路感染症➝来院時に検尿します。

(5)中 耳 炎➝鼓膜が見えないと診断できませんので、普段から出来るだけ耳のお掃除をお願いします。

 

 

どうしたらよいでしょう?

1)安静をとり、入浴や外出は、控えてください。元気があればシャワー程度はOKです。

2)水分を充分に与えます。(乳児用イオン飲料、麦茶、果汁、湯ざましなど)・・ できれば 摂取量を記録してください。

3)部屋の温度は、いつもと同じ程度でよいでしょう。冷暖房等はかけすぎないようにしてください。

4)着るものも、いつもと同じでよいのですが、汗をかいたら、頻繁に取り替えるようにしてください。

5) 必ず体温を1日に3回測って、体温表に記録をして、受診の時には忘れずに持参してください。(クリニックに置いてあります)

6) 原則として、坐薬などの解熱剤は使用しません。 なぜならば、発熱は病気から治ろうとする体の防衛反応の一つですから、熱だけ下げても病気がなおるわけではないのです。

また、氷枕等により発熱を和らげることも出来ますので、試してみてください。ただし、発熱のために機嫌が悪くて眠れなかったり、食欲がなく、水分もとれないような時には、解熱剤を使用してください。

また、これまでに熱性けいれんを、2回以上起こしたことのある患者さんについては、けいれんの予防薬(ダイアップ)を使用してください。

7) 食べ物は本人が希望する範囲内であげてください。

8) なお、体温は年齢により、また季節によって変わることがあります。時々、体温を測っておく習慣を付けて下さい。